城郭神社仏閣を彷徨う

福岡在住・40代後半のおっさんが、各地の名所旧跡に出没した記録です

亀山八幡宮は今日も関門海峡を見守っていた

time 2018/05/16

亀山八幡宮は今日も関門海峡を見守っていた

冬の風冷たいある日、山口県下関市の亀山八幡宮に行って来ました。

今はこのあたりは陸地ですが元々は島だったそうで、貞観元年(859年)に御祭神(応神天皇・仲哀天皇・神功皇后・仁徳天皇)が都の守護のため大分県の宇佐神宮から勧請される途中に島の麓に立ち寄られ、「此の山清浄なり、我もっとも愛す。暫く祭祀し奉り路を進むべし」との神託が下されたため、お供の勅使が当時の国主に命じてこの地に仮殿を造営したのが由緒なんだとか。(公式HPより)

亀山八幡宮は海産物で有名な唐戸市場(からといちば)から表通りに出て横断歩道を渡った所にあります。

 

正面の大鳥居。御影石鳥居としては日本最大のものだそうです。

左側は山陽道の一番塚。ここは山陽道の始点(終点)に当たる地で、九州渡航の要地として船番所が置かれていたそうです。

右手の階段を登ります。

境内です。境内そのものはそんなに広くないのですが、正面階段を登って境内に入る手前の前庭には色々あります。

・昭和天皇御製碑…「あめつちの神にぞいのる朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を」。戦前(昭和8年)に詠まれた句です。

・林芙美子(下関出身)文学碑…有名な「花のいのちはみじかくて苦しいことのみ多かりき」が刻まれています。

・ふく像…さすがふく(下関ではふ「ぐ」)と濁りません)の名産地下関。

・亀山砲台跡…幕末に長州藩が関門海峡を通過する諸国の船を砲撃しましたが、第一弾はここから発射されたそうです。

この日は日曜でしたので人出が多いかと思いきや、風が強く雨もパラついてきたせいか境内は閑散としていました。

参拝を済ませたあと、社務所(境内向かって左側)で御朱印をいただきました。

亀の字が特徴的ですね。

御朱印と一緒にいただける略記に境内の案内図も載っていますので、城男のように行き漏らしがないようにしましょう_| ̄|○

境内から見える関門海峡です。小高い場所にありますので、関門海峡を見守るかみさまきぶんを味わえる…かも?

城男が行ったのは朝方ですが、閉門が遅めですので、夜参拝すると夜景が美しいと思われます。

☆  亀山八幡宮データ  ☆

住所:山口県下関市中之町1–1

Tel:083–231–1323

開門時間:5月1日〜8月31日は午前6時〜午後8時、9月1日〜4月30日は午前6時〜午後7時

※毎月1日・15日は午前5時開門

アクセス:新幹線…新下関駅下車、タクシーで15分

JR在来線…山陽本線「下関」駅からタクシーで5分orサンデンバス「長府・北浦線」で約10分「唐戸」下車徒歩3分

※下関駅から歩いて20分ちょっとですので天気がいい日は歩いてもいいかも。途中に旧山口銀行別館や旧下関英国総領事館など見所もあります。

車…中国自動車道「下関」ICから約10分

九州方面からの方は、門司港レトロを散策した後に門司港と唐戸を繋ぐ連絡船に乗って関門海峡を渡るのもオツです。また、土日祝日は唐戸市場がかなり混み合いますので、時間には余裕を持って出掛けましょう。

山口県下関市中之町1-1

 

 

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