城郭神社仏閣を彷徨う

福岡在住・40代後半のおっさんが、各地の名所旧跡に出没した記録です

歴史を語る会、幕末維新博覧会で佐賀人のプライドを見せ付けられる(後編)

time 2018/05/10

歴史を語る会、幕末維新博覧会で佐賀人のプライドを見せ付けられる(後編)

オランダハウス

構成員B

さて、次はオランダハウスに行ってみませんか

城男

オランダハウス・・・?

構成員B

はい。オランダからデザイナーさんが来て佐賀のデザイナーさんとコラボされてるらしいですぞ。

城男

酒にしか興味ないお前がデザイナーねえ・・・もしかしてダ○○ワ○フ置いてあるとか思ってんじゃねえだろうな?

構成員B

ギクッ!まだあわわてあわわわわ・・・

城男

動揺が手に取るように分かりやす過ぎだろ・・・

構成員A

今時○ッチ○イ○とか言っても若い人は知りませんぞ。と言うか公の場でそんな名詞出したら炎上必至ですぞ。城男は炎上芸など持ち合わせていないのですからもう少し穏便にして下され。

構成員B

あ、それは大丈夫です。こんな弱小ブログですから。

城男

そこだけ冷静さを取り戻してんじゃねーよ!

構成員A

佐嘉神社から歩いて5分くらいのようですな。おや?ここは・・・

城男

佐賀の七賢人・・・かと思ったら違う人も紹介してるな。しかし佐賀って多彩な人材輩出してるよなあ。

構成員A

おっ、どうやらあの建物のようですぞ。

 

城男

ふぉおおおおお!

構成員A

城男

こ、これは俺が愛する戦前の石造り洋風建築!!!もうダッチワイフなんかどうでもいい!!!

構成員A

あーあー言っちゃったよ。ひとまず中に入って一回りしましょう。

構成員B

なかなかいいデザインの食器ですなあ。

城男

ねえねえこの建物って昭和9年に建築された旧佐賀銀行呉服町支店だったんですって!金庫の鉄扉がそのまま残されてますわよ!いいですわねえ石造り(恍惚)

  

構成員B

どっからオネエキャラ出て来たんですか。さっさと次行きましょう

城男

やーいやーい、ダッチワイフなかったからがっかりしてやがる!

構成員B

してねーし!っつうかその名詞を堂々と口にすんなっての!!佐賀城のお濠に投げ込むぞ!

リアル弘道館

城男

おおこの道が長崎街道だったんだなあ。昔はさぞ賑わってたんだろうな。

構成員B

城男殿お好みの西洋建築もありますな。現在はカフェレストランのようですぞ。

構成員A

さて、次は「リアル弘道館」ですかな。

城男

おお、佐賀の俊秀が挙って学んだって藩校だな。よーしお父さんフクトの模試で鍛えた知力をお披露目しちゃうぞ!・・・ってあら?

構成員B

福岡県民にしか分からんネタは止めて下さい。しかもリアル弘道館は4/17からのようですな※訪問は3月末

構成員A

城男

・・・

構成員A

・・・城男殿、ライターを貸して下され。

城男

・・・?

構成員A

私がこの時期に来ることを主張しなければっ・・・ッ!

城男

ちょっと何自分の腹炙ってんの!この時期に遊びに行くの最初から決まってたから!頼むから己に罰を与えるの止めて!

構成員B

そうですぞ!誰もAさんを責めてなぞおりませぬ!幸い隣に「葉隠みらい館」もありますからさほどのロスではございませんぞ!ほら、入口で女人の方もこちらを呼んでくれておりまする!

城男

おおBナイス!よく気付いた!

構成員B

いや、つーか隣ですし。それによく見れば、あの女人はこちらを呼んでいたのではなく騒いでいる私達を不審そうに眺めているいるだけでしたな。

城男

だからいきなり冷静さを取り戻してんじゃねーっつの!

葉隠みらい館

城男

ここも元銀行だったのか。それにしちゃ古民家風のやけに味わいある建物だが・・・

構成員B

古い建物にはよくあることですが、階段が狭いので脚の不自由な方は気を付けた方が良いですな。

構成員A

最初は「葉隠ことばのシアター」ですか。おや、写真は?

城男

~♪(口笛を吹きながら目を逸らす)

構成員A

撮り忘れた、ということですな。

構成員B

ま、まあまあ。それより次の「葉隠ヴァーチャル体験」に拙者が挑戦してみましょう!

構成員B

「紙いっぱいに勢い良く」・・・ですか。堂々と書くことが大事なんですな。では!

構成員A

何ですかそれは!文字の体を成しておりませんぞ!

構成員B

いや~ははは、失敗してしまいました。面目ない。

城男

(済まぬB・・・お前が場を和ませようとわざと失敗してくれたのは痛いほど良く分かるぜ・・・でもな・・・それはそれとしてわざとにしても酷過ぎるぜ・・・福岡に帰ったら書道教室に通えよ・・・)

構成員B

次は華道ですか。直茂公が太閤殿下から生け花を命じられ、何も装飾を交えずただ器に花を投げ込んだ所太閤殿下から激賞された故事にちなむものですな。今度こそ我が秘めたる力をご覧あれ!

構成員B

・・・出来栄えが酷すぎてエラーになってしまい申した。

城男

(こいつもしかしてさっきのは俺への配慮でなく素なのか・・・?)

構成員A

全くB殿もしょうがありませんな。では次の「直茂公御壁書」に進みましょう。

構成員A

鍋島直正公は、毎朝鍋島直茂公の教えを家臣に読み上げさせて聞いていたそうですぞ。その謙虚な心掛けを誰かさんにも見習って欲しいもんですな。

誰かさん

直茂公の顔グラを拝借しただけで、おめーが偉いわけじゃねーからな!さっさと次の「ディスカバー my Hagakure」に進むぞ!

構成員A

まずはここで自分のテーマを選び、その箪笥の前に立つのですな。城男殿は・・・

構成員A

はあ?!何でよりにもよって自分と一番遠いものを?!「人を踏み台にしたい」とかの間違いでは?!

城男

うっせーんだよ!一番上の引き出しから順番に質問に答えて最後の引き出しの札を取り、出口のカウンターに出すとmy Hagakureがもらえるぞ!

構成員B

ちなみに城男殿のmy Hagakureは?

構成員A

ぎゃーっはっは、46にもなってまだまだ修行だってよ!(齢四十六にしてまだまだ修行が必要と言われては当分老け込めませんな!いやこれはさすが葉隠と言わざるを得ません。)

城男

久しぶりに逆ゥー!しかし葉隠ってのは「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」って一節が有名で俺もそれくらいしか知らなかったけど、武士はそういう覚悟と緊張感を持って生きろってことで、主題は「いかによりよく生きるか」なんだなあ。いやー勉強になったわ。

そして昼飯へ

城男

そろそろ腹減ったなあ。

構成員A

佐賀はシシリアンライスが名物ですぞ。

城男

何それ?

構成員A

ご飯に生野菜や肉を乗せ、上からマヨネーズをかけたものです。こういう感じですな。

※写真は佐賀市観光協会様のサイトよりお借りしました

城男

おお美味そうじゃん!それ食おうそれ。

構成員A

そうしましょうか。県庁の辺りにお店もどこかあるでしょう。

構成員B

では県庁の方まで、川沿いの道でもぶらぶら歩くとしますかな。

城男

川沿いに桜が咲いて、川じゃ錦鯉が泳いでんのか。のんびりしてていい景色だなあ。

~10分後~

城男

はあ・・・はあ・・・県庁見えてきたな・・・そろそろ昼飯・・・

構成員B

シシリアンライスが食べられそうな店が見当たりませんな・・・

構成員A

と言うより店そのものがあまり見当たりませんな・・・くっ・・・城男殿、ライターを貸して下され!

城男

だから己を罰さなくていいから!俺達だって全然店知らんし、この辺に来りゃシシリアンライス食えると思ったもん!なあB!

構成員B

そ、そうでござるぞ!A殿気になさることはござらんぞ!そうだ、天気もいいですしそこのセブンイレブンで酒と飯を買い込んでお花見などどうですか?

城男

それグッドアイデア!もう腹減って倒れそうだしみんなでセブン行こうぜ!

構成員A

ぐっ・・・それではせめてセブンイレブンでの勘定は拙者に持たせて下され・・・

城男

だから気にしなくていいっつってんじゃん!酒もつまみも飯もまとめ買いして皆で割り勘しようぜ!なっ!

城男

さて、今日もいい友達と美味い酒が飲めて幸せだぜ!カンパーイ!

構成員A 構成員B

カンパーイ!

 

城男

やっぱ外で食う飯は美味えなー!しかも平日の昼間っからこんな綺麗な花見ながら酒飲めるなんで幸せ!

桜と梅が満開でした

構成員B

しかし城男殿も友達と酒があれば幸せとは安上がりでいいですなあ!わはははは。

城男

うるせえ・・・ん・・・だよ・・・それ以上・・・求めるものは・・・何も・・・Zzzz・・・

構成員A

寝てしまわれましたか。それにしてもB殿、私の粗相のせいで申し訳ござらぬ。

構成員B

いえいえ何をおっしゃいますか。A殿が県庁に行こうと言われなかったらお花見もできなかったかもしれませぬ。満開の花の下で、ママさんが子供を遊ばせている平和な風景で酒が飲めるなぞ贅沢なことですぞ。おやこれは城男殿の言葉がうつりましたかな。わはははは。

構成員A

・・・。(B殿、城男殿、ありがとう・・・)

※城男注)この時は探しませんでしたが、県庁周辺にシシリアンライスが食べられる店は普通にあります。佐賀市観光協会様HPのシシリアンライスのページも参考にしてみてください。

佐賀城

城男

いやーよく寝たスッキリした!さあそろそろ行こうか!

構成員A

そうしましょうか。ちなみに佐賀城の記事はこのページこのページにありますので是非ご覧くだされ。

佐賀県立博物館・美術館

城男

佐賀県立博物館と美術館は並んで建っていて、佐賀城本丸歴史館からは広い道を渡ればすぐだな。

構成員A

ここですな。ちなみに5月13日までは「温故維新-美・技のSAGA-」展(有料)を開催しておりますぞ。

構成員A

(今回は時間の関係もあって無料展示しか行きませんでしたが・・・)

城男

いやいや、無料コーナーでも結構充実してるなあ!江藤新平氏と島義勇氏の佩刀があるぞ。

 

 

構成員A

武将や大名の佩刀はよく展示されていますが、このお二人の佩刀とは意外な気がしますな。

構成員B

こちらは美術品コーナーのようですな。

 

城男

常設展「佐賀県の民俗」だってさ。ちょっと行ってみようぜ。

構成員A

民家の屋根の形式とはまたマニアックな展示ですな。

構成員B

も、もちろん屋根の形式だけではなく色々な佐賀の民俗資料が展示されておりますぞ。例えばこんなものとか。

城男

いやーなかなか面白かったな。無料だって言うから正直あんま期待してなかったけど

構成員A

そうですな。結構歩き回りましたし、館内のカフェでソフトクリームでも食べて休憩しましょう。あ!

シシリアンライス!!!

《歴史を語る会追記》

構成員A

こたびはこんな弱小ブログをご覧いただきましてありがとうございます。本日私共が伺った各施設ですが、場所については公式サイトの会場案内をご覧いただくのがよくまとまっていて見やすいですぞ。け、決して手を抜いてるわけではございませんからな!

城男

どさくさ紛れに言ってんじゃねーよ!あと、佐賀のお土産は和菓子好きな方なら昔風小城羊羹が城男イチオシだ!外はシャクシャク中はモチモチでうんめーぞ!

ではまたどこかで!アディオス!

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